ファソラの海外ドラマ 映画パラダイス

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ドラマ「埋もれる殺意 26年の沈黙」を面白くお届けっ!

こんにちは、ファソラです。

今回は、2017年放送の「埋もれる殺意 26年の沈黙」について書きたいと思います。

「埋もれる殺意」シリーズ2ですね。

前作が大変良くできていたので、今回も期待が膨らみました。

 

で、結果、

やっぱ、非常に良かったです!

何というか今回も、凄く難しい題材で考えさせられる脚本だと思いました。

主人公の警部であるキャシーは揺るがない思いをもっている人なんです。

優しい心と思いやりを持った女性。

でも、決して犯罪を逃さない。

そして、何年経とうと、犯した罪は償わなければならない。

被害者や、その家族の気持ちになってキャシーは、犯人逮捕に手を緩める事なく

追い続けようとする信念があります。(かっこいい!)

そんなキャシーが、被害者の過去を知れば知るほど、犯人が、なぜ被害者を殺してしまったのかという

気持ちが伝わってきてしまって、犯人逮捕にさえ迷いが出て、心を痛めるようになってくるんです。

おかげで、大事な友人であり、直属の部下である警部補のサニーとも口論してしまいます。

あ、そうそう、今回は、この2人の口論(珍しい)とか、良い雰囲気になったりとか

(いや、ホント、何だかこっちが照れるシーンが多い・・・、笑)

キャシーとサニーの間柄が色々な場面で観れて楽しい。

キャシーとサニーは上司と部下という間柄ですけど、

もし、そんなの取っ払ってたら、2人は付き合っていたのかな?

話も合うし、互いに認め合っているし、良いカップルになったかもって、ちょっと思っちゃいました。(えへへ)

サンドイッチの具の話題なんかで盛り上がっている2人は、見てて微笑ましい。

因みに話は逸れますが、もし、恋人とか結婚相手と話が食い違ったら、どうしますか?

私は辛いものが好き。

でも、相手は嫌い。

私は怖い映画が好き。

でも、相手は嫌い。

私の趣味はアウトドア。

でも、相手はインドア派。

とか・・・。

2人ともに合わせる事も大事でしょうし、どこかで妥協も必要ですし、

お互いに、そうやって寄り添いあって、認め合うことが、長く付き合っていけるコツなんでしょうか?

キャシーとサニーも、決して2人の趣味や考え方って一緒じゃないんです。

でも、お互いに、心のどこかで尊敬してて必要な相手だって思っているような気がします。

 

川から見つかったスーツケースにあった死体からストーリーは始まります。

この死体が見つかるということは、きっと犯人達にとっては想定外だったんじゃないかな?

容疑者3人、そして、実は見つかっていないだけで、他に2人の被害者がいるということが

最後の最後で分かってきます。

容疑者3人は、皆、子供の時に性的被害を受けていて、それは心の奥に決して消すことの出来ない地獄のような

闇となって大人になっても、時間がどれほど経っても消えることはない苦しみに苛まされていたんです。

被害者のしてきた酷い事を知って、キャシーは犯人が、なぜ殺したのかを、どこかで頷けてしまう自分に悩みます。

 

難しい題材です。

キャシーが、どんどんと犯人達に同情していく姿は、観ているこっち側も理解出来てしまいます。

ドラマの最後で、キャシーは、その思いをサニーだけに伝えます。

「これ以上、彼らに辛い思いは必要ない」

と・・・。

サニーも同意します。

さて、ここで、このドラマは終わってしまいますが、キャシーは、その後何をしたのでしょうか?

ファソラが勝手に想像するに、キャシーは、この事件を終わらせたのでは無いかと・・・。

犯人探しに終止符を打ったのでは無いかと思うんです。

ただ、3人の容疑者達が、もしかしたら自首したのではないかとも思えるシーンが出てきますので、

どうなったのかは、想像するしかありません。

 

最後に、殺された被害者の男性の妻や息子も、被害者なんです。

息子のジェイソンが父親の事で長年悩み、苦しみ、そして電車に飛び込もうとするシーンがあります。

もう、ダメだ!って思った時、何と、偶然現れてジェイソンに声を掛けたのが、ジェイソンと同じアパートの女性。

そして、彼女からジェイソンのことが好きだと打ち明けられます。

いつも悲しそうな顔のジェイソンが、嬉しそうににっこりする姿。

何だか、ちょっとだけウルウルしちゃいそうになります。

 

死体がいっぱい出てくるわけでもなく、派手さがあるわけでもありませんが、

人物の表現等が素晴らしいドラマですので、お時間があれば、是非視聴してみたら

いかがでしょうか?

 

最後まで読んで頂き有難うございました!