ドラマ「埋もれる殺意 39年目の真実」を面白くお届けっ!
こんにちは、ファソラです。
「埋もれる殺意」シーズン1から3まで書きたいと思いますが、今回はまずシーズン1から。
イギリス、BBC制作でシーズン1は2015年「埋もれる殺意 39年目の真実」から放送が始まっています。
秀逸なドラマです。
真面目なドラマ。
人間の表と裏の顔・・・、悲しみと苦しさ、もがけばもがくほど深い暗闇に落ちていく、
そんな、どうしようも無いやるせなさをドラマを見ていると感じてしまいます。
主人公、ビショップ署の警部キャシー・スチュワートを演じていらっしゃるのは、ニコラ・ウオーカーさん。
子供達は離れて暮らし、今は父親と二人暮らしだけど、
何だか、そのお父さんも、色々事情を抱えていて、キャシーも、それが次第に自分の母親の事だと
知って悩んでしまったりします。
キャシーは、被害者やその家族に対して真摯に向き合っていくんです。
被害者となったジミーの遺族である母親が、キャシーの髪を触って自分の方へ抱き寄せるシーンは心打たれます。
キャシーって、ホント、優しい・・・。
そして、キャシーの部下のサニル・カーン、通称サニーに、サンジーグ・バスカーさん。
シングルファーザーで、2人の娘と暮らしてて、その娘達に手こずっているんです。
パパ、頑張れって感じ。(笑)
そんなキャシーとサニーの掛け合いは、事件とは全く関係無いんですけど、観てて楽しいんですよね。
何たって、笑えるような場面なんて、探そうにも探せないってくらい、真剣に観ちゃうドラマなので、
ちょっとしたキャシーとサニーの会話は、ホッと出来る3時のココアってとこです。(違うか)
事件は、地下室から始まります。
発見されたのは白骨遺体。
犯人を追うキャシーとその部下達。
容疑者は絞られて4人となりますが、この容疑者達にも愛する家族や友人、そして、それぞれの思惑が交錯します。
しかし容疑者達の暗い過去が一人一人、次第に明らかになっていきます。
絶対に、他人には知られたくない過去。
その中でも、家族にだけは絶対に秘密にしておきたかった事が、明るみになっていきます。
その人物描写が上手いんです!
どう、被害者と関わっていて、事件後、その人達の生活や心情の変化などなど、素晴らしい展開をみせます。
脚本を担当なさったのは、クリス・ラングさん。
その脚本を見事に表現した監督さんは、アンディ・ウイルソンさん。
シーズン2、3もこのお二人ですので、どれも、すっごく面白い作品です!
人種差別やゲイ、そして、少女との性交渉等といった、重い題材を、悩みながらも被害者や被害者家族と
前向きに向き合って事件を解決に結びつけるキャシーの姿に、うん、うん、って頷きながら、
そして、どうして?なんでそうなったの?って容疑者に尋ねたくなってしまう場面もあります。
犯人探しといった推理ドラマも楽しめる作品ですので、是非、お時間があれば、ご視聴になってみては
いかがでしょうか?
最後まで読んで頂き有難うございました!